谷中に行ってきました。
毎年夏に全生庵というお寺で虫干しをかねて所蔵の幽霊が約50幅を一般公開しております。
これは幕末から明治にかけての大落語家三遊亭圓朝のコレクションだったもので中には、円山応挙、月岡芳年、河鍋暁齋など有名どころの作品も含まれております。
確かに幽霊画なのですが私自身は、それほど怖い感じはせず、どこかユーモラスな気がします。応挙の絵などはどちらかというと美しいです。
しかし、人は幽霊を恐れますがあれはなぜでしょうか。たぶん人間に無い特殊な力があると思われるからではないでしょうか。しかし死ぬとそういう力が備わると言うのも考えてみれば変な話のような気がします。また、仮にそういう力があって恨みのある者を取り殺したとするとその死んだ人が幽霊になった時に取り殺した幽霊との力関係はどうなるのか考えたりすると早々お話のようなわけにはいかないような気がします。
幽霊画を見た後ぶらぶら日暮里まで歩いていきましたが、この辺りは猫の多いところだそうで短い時間でしたが二匹の猫に出会いました。
猫達はあまり人を警戒する出もなく付かず離れずのところを悠然と通り過ぎていきました。
それにしてもこの辺りは、山手線を挟んで右と左では全然雰囲気の違うところでした。
- 2008/08/19(火) 22:01:31|
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ようやく毎日霜の降る季節となりました。
モーモはおなかの中に霜が降っているようです。
今まで離れて寝ていた二匹もようやく猫団子になりつつあります。
師走というとあちらこちらで電飾が流行っております。
ちょっと前までは、無駄だ、もったないと思っておりましたが
最近は、これはこれで良い物だと思うように変化してきました。
考えてみれば無駄遣いは他にもっとたくさんある。
木を傷めるとかいう話もありますが、それについても他にもっと木を傷めることがたくさんある。
少なくとも電飾は、暗い夜道を歩いているときに出会うと
どこかほっとする物があるように思います。
こういう無駄遣い(無駄遣いと言ってはいけないですね)
は有ってもいいなという気がしました。
ただ、あれはわざわざ見に行ってはいけないような気がします。
わざわざ見に行きたくなるような電飾は、たいてい下品です。
思いがけず出会うところに良さがあるような気がしております。
- 2007/12/07(金) 07:06:44|
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皿屋敷と言えば有名な怪談で知っている人も多いのではと思いますが私が昔テレビか本か映画か忘れましたがそれらを元に覚えているあらすじは、有る金持ちの屋敷に女中奉公している菊という娘が、ある日過って主人が大切にしている10枚そろいの皿を一枚割ってしまいそれが元でお菊は殺され井戸に放り込まれてしまいます。
それからというものこの井戸から毎夜お菊の幽霊が出てきて皿の数を数え9枚まで行くと泣き崩れるという物でした。
ただ井戸に神秘的な怖さを感じ古井戸などの見るだけで恐怖を醸し出すといった程度の話で、それほど内容がある話とも思えませんでした。
ところが今回調べてみると上記のような話は、各地の伝説の中には確かにあるのですが江戸で実際に流行っていた話は、少し違うようです。
実はこのお菊という娘は、悪事をはたらく浅山鉄山(お菊が奉公に上がった家の主人の名前)の悪事を暴くために屋敷に潜り込んだ女スパイで、それに気がついた悪者どもが家宝の皿を一枚隠しそれをお菊のせいにして攻め殺してしまうというものでした。
えん罪によって殺された物の恨み、それも井戸の上で逆さ吊りにされたり、指を一本皿の変わりに切り落とされたりかなりひどいことをされたあげく殺されてしまいます。こういったところが、お菊が化けて出て悪者をやっつけると言うところに、人々は喝采を送ったのではないかと思われます。
なお、大元の話は、承応三年(1653)旗本青山主膳の家で、十枚そろいの皿のうち一枚を割って手討ちになったと言う記録が残っているそうです。この青山主膳は、番町の住人ですので、番町皿屋敷が、これらの話の発信地ではないかと言われます。
この青山主膳、青山播磨とも伝えられておりますのでそこから音が似ていることも手伝って播州皿屋敷の話が作られたようです。
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- 2007/11/29(木) 21:04:35|
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見越し入道は商売繁盛で最近は、仲間に金を貸してやるようにもなりました。
そこへ皿屋敷のお菊が井戸を借金の担保にお金を五十ばかりかして欲しいとやって来ました。
「わっちの井戸は、麹町とは違いますへ」
麹町の井戸とは、麹町のように高台は井戸がとても深いので、それに掛けて私はそんなに欲深くありませんよとアピールしているのです。
すると今度は、猫股の親父がやってきました。猫股も自分の猫股屋敷を担保にして何とかお金を貸して欲しいと猫なで声で見越し入道の膝にすり寄ります。
「うちのかかあが、どぶねずみにあてられて動けんのです。
子どもらも腹を空かしておるし何とか貸してくれんきゃの〜」
「それじゃ『猫に小判』と言うからこいつで貸してあげよう」
見越し入道は、お菊も猫股もしっかりした担保があるのでこころよくお金を貸してやることにしました。
おわり
以上でこの話は終わります。別に落ちも何も無いのですが、原作でもこれでお終いになっております。
これらどこか人間よりも人の良い化け物達の話がこのころ大変多く作られたようです。
それらの一つとしてこの話も江戸っ子に好まれたのでしょう。
今回は、猫股親父が出てきました。始めの化け猫と違ってこれは年老いた猫が妖力を得て化け物になった物です。
特徴はシッポが二またに分かれております。ゆえに猫股なのでしょう。
しかし日本猫には、シッポがほとんど無いものが多いですがあれはどうなるんでしょうか。やっぱり短いまま二股になるのでしょうか?
皿屋敷の話は、民間伝承として全国あちこちに似た話があるようです。有名なところは播州と番町。
播州は姫路城にお菊井戸が残っております。番町は東京の市ヶ谷当たりです。
テーマ:怪談 - ジャンル:謎
- 2007/11/23(金) 19:12:50|
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箱根の先に越してきてからと言うもの見越し入道は、商売がうまくいきどんどん金持ちになってきました。
そうなると昔からこの土地にいた化け物達も一目置くようになり、親方、親方と慕うようになり、何かあるとすぐ見越し入道の元へやって来て相談します。そこで見越し入道も、色々化けようを教えてやりました。
「いいか、脅かす時には、あまりしつこくやってはいかん。とかく弱い奴でも正直者には、かまわず横倒しの者は、思い切りいじめてやるが良い。」
色々言い聞かせてやたので、田舎の化け物達も気を利かせ三つ過ぎには、足を洗って店じまいするようになりました。
「やっぱり都会の化け物は違うのう」
「まったくじゃ、まったくじゃ」
「最近は、ワシの所でも見世代、宿代、等滞りなく払えるので大家も喜んでおるわい。」
つづく
たぶん見越し入道に色々教えてもらった田舎の化け物達が、足を洗って引っ込むところと思われます。足を洗うと行ってもこの場合は文字通り川で足を洗って帰ることでしょう。
横倒し者とは、たぶん性根の曲がった者のことだと思います。
今回の化け物二匹は、何なのかよく判りません。
黒い方は女性の着物を着ておりますが手足は毛むくじゃらでもしかしたら狸などの化けた物かも知れません。
鼻の長いのは、やはり象みたいです。それらしい色で塗ってみたら益々象みたいになってしまいました。
- 2007/11/15(木) 05:00:00|
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