横笛という話。簡単にあらすじを書くと
とある地位のある人の家来が、ある時絶世の美人に出会います。
その人のことが忘れられず、ついに手紙をその女性に送ると
女性の方でも受け入れてくれて二人はよい仲になります。
ところがある日男の父親があんな女と付き合ってはいかんと
もし、別れなければ勘当だと言われてしまいます。
男和泣く泣く女を諦めることにして最後の一夜を女のところで過ごしますが、
女には今日が最後と言うことは打ち明けません。
そのため女はその日を境に男がやってこなくなったため
とても哀しみ色々と男の情報を集めます。
そのころ男は、世をはかなんで出家して坊さんになってしまいました。
その話を聞き女は、男の寺までやって来ますが、男は、会いたい気持ちをぐっとこらえて
姿を見せず門の内と外だけで歌のやりとりをして、女を強引に帰します。
そのため絶望した女はそのまま川に身を投げて死んでしまいます。
それを知った男は、泣いて女の死骸に抱きつき、その後女の供養をしました。
あまり簡単ではありませんがだいたいこんな話です。
何となく現在の恋物語の原型がすでにこの時代に出来上がっていたような気がしました。
ちょっと設定を変えたり話を膨らませてありきたりのエピソードを二、三入れれば
すぐにトレンディードラマが出来上がるような気がします。
ただその味付けをして美味くなるところがプロの脚本家の腕の見せ所でしょうが、、、。

- 2007/12/29(土) 21:15:16|
- 御伽草子
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
御伽草子の中に浦島太郎の話も載っております。
浦島伝説自体はあちこちにあって、また他の説話集にも異説が取り上げられておりますが
御伽草子に載っているものは、現代よく知られている話とはちょっと違います。
簡単にあらすじを話すと、浦島太郎が海で釣りをしていると一匹の亀がかかります。
これをかわいそうだと海に逃がしてやると、後にこの亀が女に化けて太郎の前に現れ「船で漂流しておりました。助けてください」と太郎に故郷まで送り届けることを要求します。
太郎は仕方なく船を漕ぎ女の故郷目指します。そこが竜宮城でした。
ここまで来たら女は、私と夫婦になってくださいと訴え太郎と夫婦になり三年がたちます。
太郎は、故郷の者に結婚して幸せに暮らしていることなど伝えたいので一度里帰りすると言います。
すると女は、今返るとこの世の別れになるかもしれませんと私の身代わりと思って一つの箱を渡します。
ふるさとに帰ってみると竜宮の三年は、この世では何百年にもなり知るものは一人もおりませんでした。そこで形見の箱を開けると紫の煙が出てきてあっという間に太郎は、老人になりました。
実は、この箱には、太郎が本来取っていたはずの歳が封印されていたのでした。
そしてその後太郎は鶴となって亀に戻った女と仲良く神様になりました。
と言う話です。
どうやら太郎は、亀は万年の亀時間に付き合っていたために竜宮にいる間は、歳を取らなかったのではと言う感じです。また締めくくりは鶴亀のめでたい話になっております。
この当たりからも助けられた生き物が亀というのは、必然的な物だったのではと言う気がします。

- 2007/12/25(火) 22:08:57|
- 御伽草子
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
言葉の解説御曹司・・・貴族の子どもにいうことが多く、源氏の子どもにいうことが多いらしい。
特に源義経を指すことが多い。この場合もそう。
秀衡 ・・・奥州藤原氏。義経が身を隠していた。兄、頼朝に追われたときも匿った。
喜見城・・・本来、天上界の帝釈天の居城のこと。ここでは、遙か海の向こうの別世界の国の名前とした。
大日の法・・・仏教における根本仏大日如来の名を宛てた最高の法。大日如来は、
別名毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)と言い東大寺の大仏もこれ。
言葉では説明不可能なので、簡潔に説明することが出来ません。
津軽十三・・・以前栄えた港町であったが水害で水没されたといわれる津軽の港。
昭和になって東日流外三群史(つがるさんぐんし、と読む)と言うとんでもない
偽書事件が起きた。
以前ダッタン人に義経人形を見せると卒倒するという話がありました。ダッタン人=モンゴル人ですが、その時朝青龍に義経人形を突きつけろと言う話がありました。
今度は「かねひら大王」です。かねひら大王に会うと亀が卒倒するという話ではありませんが義経は、現在話題(だった)スポーツ選手に縁が深いようです。
- 2007/12/11(火) 21:07:08|
- 御伽草子
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0