猫と絵の田舎的暮らし+化物

百姓しながら猫三匹と暮らしております。気ままに絵などを描いたり日記のようなものを書いたりしております。 なお、絵は、ほとんどがPhotoshop Elements3.0によって描かれたものです。一日一絵を発表中。

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皿屋敷

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皿屋敷と言えば有名な怪談で知っている人も多いのではと思いますが私が昔テレビか本か映画か忘れましたがそれらを元に覚えているあらすじは、有る金持ちの屋敷に女中奉公している菊という娘が、ある日過って主人が大切にしている10枚そろいの皿を一枚割ってしまいそれが元でお菊は殺され井戸に放り込まれてしまいます。
それからというものこの井戸から毎夜お菊の幽霊が出てきて皿の数を数え9枚まで行くと泣き崩れるという物でした。

ただ井戸に神秘的な怖さを感じ古井戸などの見るだけで恐怖を醸し出すといった程度の話で、それほど内容がある話とも思えませんでした。

ところが今回調べてみると上記のような話は、各地の伝説の中には確かにあるのですが江戸で実際に流行っていた話は、少し違うようです。

実はこのお菊という娘は、悪事をはたらく浅山鉄山(お菊が奉公に上がった家の主人の名前)の悪事を暴くために屋敷に潜り込んだ女スパイで、それに気がついた悪者どもが家宝の皿を一枚隠しそれをお菊のせいにして攻め殺してしまうというものでした。

えん罪によって殺された物の恨み、それも井戸の上で逆さ吊りにされたり、指を一本皿の変わりに切り落とされたりかなりひどいことをされたあげく殺されてしまいます。こういったところが、お菊が化けて出て悪者をやっつけると言うところに、人々は喝采を送ったのではないかと思われます。

なお、大元の話は、承応三年(1653)旗本青山主膳の家で、十枚そろいの皿のうち一枚を割って手討ちになったと言う記録が残っているそうです。この青山主膳は、番町の住人ですので、番町皿屋敷が、これらの話の発信地ではないかと言われます。
この青山主膳、青山播磨とも伝えられておりますのでそこから音が似ていることも手伝って播州皿屋敷の話が作られたようです。
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  1. 2007/11/29(木) 21:04:35|
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化物見世開最終回

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見越し入道は商売繁盛で最近は、仲間に金を貸してやるようにもなりました。
そこへ皿屋敷のお菊が井戸を借金の担保にお金を五十ばかりかして欲しいとやって来ました。
「わっちの井戸は、麹町とは違いますへ」
麹町の井戸とは、麹町のように高台は井戸がとても深いので、それに掛けて私はそんなに欲深くありませんよとアピールしているのです。

すると今度は、猫股の親父がやってきました。猫股も自分の猫股屋敷を担保にして何とかお金を貸して欲しいと猫なで声で見越し入道の膝にすり寄ります。
「うちのかかあが、どぶねずみにあてられて動けんのです。
子どもらも腹を空かしておるし何とか貸してくれんきゃの?」
「それじゃ『猫に小判』と言うからこいつで貸してあげよう」


見越し入道は、お菊も猫股もしっかりした担保があるのでこころよくお金を貸してやることにしました。
おわり



以上でこの話は終わります。別に落ちも何も無いのですが、原作でもこれでお終いになっております。
これらどこか人間よりも人の良い化け物達の話がこのころ大変多く作られたようです。
それらの一つとしてこの話も江戸っ子に好まれたのでしょう。

今回は、猫股親父が出てきました。始めの化け猫と違ってこれは年老いた猫が妖力を得て化け物になった物です。
特徴はシッポが二またに分かれております。ゆえに猫股なのでしょう。
しかし日本猫には、シッポがほとんど無いものが多いですがあれはどうなるんでしょうか。やっぱり短いまま二股になるのでしょうか?


皿屋敷の話は、民間伝承として全国あちこちに似た話があるようです。有名なところは播州と番町。
播州は姫路城にお菊井戸が残っております。番町は東京の市ヶ谷当たりです。

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  1. 2007/11/23(金) 19:12:50|
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穴子でからぬけ

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落語ネタ。穴子でからぬけの漫画はこちら

http://bunmomo.web.fc2.com/

感想は、こちらのコメント欄へ(あれば)。
  1. 2007/11/17(土) 16:29:18|
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化物見世開5

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箱根の先に越してきてからと言うもの見越し入道は、商売がうまくいきどんどん金持ちになってきました。
そうなると昔からこの土地にいた化け物達も一目置くようになり、親方、親方と慕うようになり、何かあるとすぐ見越し入道の元へやって来て相談します。そこで見越し入道も、色々化けようを教えてやりました。

「いいか、脅かす時には、あまりしつこくやってはいかん。とかく弱い奴でも正直者には、かまわず横倒しの者は、思い切りいじめてやるが良い。」
色々言い聞かせてやたので、田舎の化け物達も気を利かせ三つ過ぎには、足を洗って店じまいするようになりました。

「やっぱり都会の化け物は違うのう」
「まったくじゃ、まったくじゃ」
「最近は、ワシの所でも見世代、宿代、等滞りなく払えるので大家も喜んでおるわい。」
つづく


たぶん見越し入道に色々教えてもらった田舎の化け物達が、足を洗って引っ込むところと思われます。足を洗うと行ってもこの場合は文字通り川で足を洗って帰ることでしょう。

横倒し者とは、たぶん性根の曲がった者のことだと思います。

今回の化け物二匹は、何なのかよく判りません。
黒い方は女性の着物を着ておりますが手足は毛むくじゃらでもしかしたら狸などの化けた物かも知れません。

鼻の長いのは、やはり象みたいです。それらしい色で塗ってみたら益々象みたいになってしまいました。


  1. 2007/11/15(木) 05:00:00|
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河童

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かっぱかっぱらったなっぱいっぱかってきってくった
確か谷川俊太郎さんの詩だったと思う。
(河童かっぱらった菜っ葉一束買って切って喰った)

河童はその他諸々の化け物よりも歴史が古いようです。
日本の変化は、百鬼夜行の器物の化け物の他は、鬼、天狗、河童、等がかなり古く文献に登場するらしいです。
後は怨霊が、御霊としてまつられるなどしてよく登場します。
結局多くの化け物が整理されて本にまとめられたのは江戸時代のようです。

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  1. 2007/11/14(水) 17:09:18|
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化物見世開4

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色々な頼まれ仕事で小金を貯めた見越し入道は、この辺りで一つ自分の店を開く決意をしました。

化け物の商売と言うのは、道行く人を脅かして金銀をかすめ取ることで、とある柳の下でその商売する幽霊から、その柳の下を使用する株を買い取りここで見越し入道は、本格的に商売を始める事にました。

しかし化け物の世界にも色々約束事があって、脅かすのは悪人に限られます。善人の頭には神様が宿るのでそれを脅かしていたんじゃこっちの身がもたねぇ、と言うことです。

この場所に夜な夜な見世を開いて見越し入道は、順調にお金が貯まってきました。と、そこへ麦飯売りが通りかかりました。
「今日は、麓で百物語があってみんなそっちへで張ってしまって俺は売上がさっぱりだ。見越しさんあんた一杯どうかね」
「これはすまん。わしは、ちょうど今弁当を使ってしまったところだ。」
「そりゃ残念だ。しかしあんたそんなに首が長いと喰った物がなかなか腹まで届かんだろう。」
「化け物渡世のつらいところよ」

「それにしてもこの場所は儲かるかい?」
「気の利かぬ化け物は、めったやたらに脅かすものだから時には、正直者を脅かして大損をするが、わしは『亀の甲より年の功』そんなへまはやらかさねぇ。あ、そう言えば先の化け提灯があんたが来るのを待ってたぜ。」
「本当かそりゃ、ありがとう早速行ってこようかい。」

と、化け物同士ものどかな世間話をしてその日を過ごすのでした。
さてこの後益々お金持ちになった見越し入道は、続いて何をするのでしょうか。                つづく

わりと江戸時代の化け物話には、こういった子どもへの教訓めいた物が含まれております。また、作者の十返舎一九の化け物は、どちらかというと善人のように描かれている物が多いそうです。井原西鶴等も書いておりますが本当の化け物は人間だと言うのが江戸の人たちの一つの結論のようです。

麦飯売りの化け物は、見たところ龍のようです。指が三本ですが鬼もやはり三本で、これは、貧瞋痴(とんじんち:貧欲、怒り、無恥)ばかりで人間のように知恵と善意を合わせて五本指からの二本が欠けているという意味があるそうです。
ただ龍は、西洋では魔物ですが東洋では神に近い物として認識されているようですが。

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  1. 2007/11/10(土) 15:32:59|
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ひなたぼこ

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ひなたぼっこの嬉しい季節です。
そろそろ紅葉でも見に行きたい気分ですね。


  1. 2007/11/08(木) 07:18:55|
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化け猫考

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平素は気持ちよさそうに眠っているのに、かんじんな時には、化けてでも悪い奴を懲らしめるというあたりが猫のヒーロー的要素かもしれません。
人間は、小さくて柔らかくて温かい物を基本的に可愛いと思うらしいですが、猫は見事にその要素をすべて持っているようです。

年老いた猫は、尾が二股になり猫股という化け物になると言いますが
飼い主には害を為さないとも言われます。
とかく狸や狐が、誰からかまわず化かすのに対して猫は、化かすべき人だけを化かすようなところが有るみたいです。この辺りも猫のものぐさに見えるところの発想かもしれません。

  1. 2007/11/07(水) 07:53:45|
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猫股

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化け猫は、特に昭和の頃に人気のあった化け物です。そのころ「?の猫騒動」と言うような映画がたくさん作られておりました。
化け猫のおもしろさは、これを犬に置き換えてみればよくわかるのではないでしょうか。
犬であれば主人の敵を討つのは当たり前というイメージが強すぎてただの勧善懲悪のお話になりかねないのではと思われます。
敵を討ってくれるかどうか解らないモノが最後に敵を討ってくれるところが話として面白いような気がします。
また猫の多才さも話の良いスパイスになります。
ちなみに私は、猫と犬が同じ大きさであれば100%猫の方が強いのではと思っております。

この絵の猫股は、小判の柄の着物を着ております。「猫に小判」です。

このブログは、猫ブログでした。暫く化け物好いて猫の登場がありませんでしたがようやく久しぶりに猫の登場となりました。・・・違うか・・・

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  1. 2007/11/03(土) 06:27:51|
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