猫と絵の田舎的暮らし+化物

百姓しながら猫三匹と暮らしております。気ままに絵などを描いたり日記のようなものを書いたりしております。 なお、絵は、ほとんどがPhotoshop Elements3.0によって描かれたものです。一日一絵を発表中。

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化物見世開4

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色々な頼まれ仕事で小金を貯めた見越し入道は、この辺りで一つ自分の店を開く決意をしました。

化け物の商売と言うのは、道行く人を脅かして金銀をかすめ取ることで、とある柳の下でその商売する幽霊から、その柳の下を使用する株を買い取りここで見越し入道は、本格的に商売を始める事にました。

しかし化け物の世界にも色々約束事があって、脅かすのは悪人に限られます。善人の頭には神様が宿るのでそれを脅かしていたんじゃこっちの身がもたねぇ、と言うことです。

この場所に夜な夜な見世を開いて見越し入道は、順調にお金が貯まってきました。と、そこへ麦飯売りが通りかかりました。
「今日は、麓で百物語があってみんなそっちへで張ってしまって俺は売上がさっぱりだ。見越しさんあんた一杯どうかね」
「これはすまん。わしは、ちょうど今弁当を使ってしまったところだ。」
「そりゃ残念だ。しかしあんたそんなに首が長いと喰った物がなかなか腹まで届かんだろう。」
「化け物渡世のつらいところよ」

「それにしてもこの場所は儲かるかい?」
「気の利かぬ化け物は、めったやたらに脅かすものだから時には、正直者を脅かして大損をするが、わしは『亀の甲より年の功』そんなへまはやらかさねぇ。あ、そう言えば先の化け提灯があんたが来るのを待ってたぜ。」
「本当かそりゃ、ありがとう早速行ってこようかい。」

と、化け物同士ものどかな世間話をしてその日を過ごすのでした。
さてこの後益々お金持ちになった見越し入道は、続いて何をするのでしょうか。                つづく

わりと江戸時代の化け物話には、こういった子どもへの教訓めいた物が含まれております。また、作者の十返舎一九の化け物は、どちらかというと善人のように描かれている物が多いそうです。井原西鶴等も書いておりますが本当の化け物は人間だと言うのが江戸の人たちの一つの結論のようです。

麦飯売りの化け物は、見たところ龍のようです。指が三本ですが鬼もやはり三本で、これは、貧瞋痴(とんじんち:貧欲、怒り、無恥)ばかりで人間のように知恵と善意を合わせて五本指からの二本が欠けているという意味があるそうです。
ただ龍は、西洋では魔物ですが東洋では神に近い物として認識されているようですが。
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テーマ:怪談 - ジャンル:

  1. 2007/11/10(土) 15:32:59|
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